ガラケーが使えなくなりスマートフォンデビューで使いこなしている方、悪戦苦闘している方も沢山いると思います。
そんな最中、偽情報を疑わずクリックして騙されたり、情報を盗まれたりして怪しいメールが沢山きていませんか?それは情報を盗まれた可能性があります。きちんとした情報なのか怪しい情報なのか見分けてアクセスしていますか?
私も高齢者ですがすでに数回やられました。理由はかんたんです。
今でも巧妙な手口で何回も危ない目に合っています。すでに沢山の情報を抜き取られているかもしれません。
そこで私が失敗して危ない目にあったネット詐欺の手口をご紹介します。あなたも参考にして詐欺にあわないよう注意してください。
ネット詐欺はウィルス対策ソフトでは防げない!
スマートフォンやパソコンもセキュリティ対策ソフトを入れていても防げないネット詐欺が多いんです。
今回紹介するネット詐欺はセキュリティ対策ソフトが入っていても騙されるケースのある手口です。最後までお読みください。
利便性の裏に潜む危険性を認識して行動を
便利で豊かな生活を享受する私たちをターゲットとし、リテラシーの低い情報弱者を詐欺の餌食にする悪徳サイト。しかも巧妙で分からない事が多いですね。
私たちの生活が「ワンクリック」で気軽にショッピング、動画閲覧などできるようになった一方、「ワンクリック」がもとで危険な世界に落とし込まれることもありえます。
インターネットが生活の一部として切り離せない存在となりつつある現代、自らの身を守るための知恵と知識を蓄積することは生き抜くための必須スキルといえるかもしれませんね。
代表的な7つの隠された詐欺手口を紹介します。
代表的な7つのネット詐欺
1 | 宅配便詐欺 |
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2 | ワンクリック詐欺 |
3 | ランサムウェア詐欺 |
4 | 偽ウイルス検知 |
5 | 偽サイト詐欺 |
6 | フィシング詐欺 |
7 | オークション詐欺 |
ほとんどの人が騙されている事に気付かないでいるんですよね。怖いですね。
スマホやパソコンを使っている以上、手口を理解して自分自身で対策するしかないんです。
1、宅配便詐欺
携帯電話に電話番号だけで送れるショートメールが届きます。内容は次の通りです。
『お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが、不在の為持ち帰りました。下記よりご確認ください。』 http:・・・・・またはTEL 031-2345-6789
実際商品を注文して、商品待ちだったら疑わないですよね。
慌ててクリックして詐欺サイトに誘導されるままに個人情報入力して送信してしまった。なんてありませんか?
AmazonやYahooショッピング、楽天市場など家にいてネットで簡単に注文できますので便利ですよね。私もよく利用していますし毎回宅配されるまで楽しみにしています。
しかし宅配便からの不在連絡は不在票を投函するか電話があるかの2通りしかないんです。
メールの案内はありません。
対策
何だろうと疑問に思うものには触らない。手口は巧妙です、急に画面が変わったりクリックボタンなど分からない事には手を出さないことが大切です。
特に注意して欲しいのはアンドロイドのスマホ(ギャラクシー、エクスペリア、アクオスyahoo簡単スマホ、らくらくホーンなど)は自己対策が必要です注意してください。
大手宅配会社ではメールアドレスを登録して配達日の連絡メールが来たりこちらから配達の時間を変更出来たりするサービスがあります。それに対応した詐欺メールもあります。
ホームページを確認してhttp:になっているのは詐欺です。正しくは🔓https:です。鍵マークとhttpsのSを確認して下さい。
2、ワンクリック詐欺
ネットで色々と分からない事をアプリで調べたりしていると、いきなり会員登録完了しました。という画面に代わってお金を請求されたりすることをいいます。
多いのがアダルト系のサイトを観覧しているとそれに当たります。お恥ずかしい限りですが私も何回も経験があります。
画像だけならまだしも警告ブザー音付きもあります。仕事中だったので大変なことになりました。しかもカウントダウンつきで本当に焦りました。
対策
何があっても無視を貫き通す、絶対支払いに応じないこと!
高額請求サイトにアクセスしてしまった場合、ユーザーは「何もしない」というのが基本かつ有効な対処方法なのです。
サイトに記載してある電話番号やメールアドレスへ連絡することは絶対にすべきではありません。
【退会等の相談窓口】としてサポートの電話番号やメールアドレスも表示されています。これが巧妙な罠で、請求に焦って連絡してしまう人から、直接情報を聞き出そうという手口なのです。
この行為は、詐欺師にユーザーの連絡先を伝えることと同義であり、新たな詐欺行為を助長しかねません。
場合によっては、言葉巧みに支払いを強要される、脅迫や恐喝の被害に遭遇する、といった可能性もあります。あなたは大丈夫ですか?
絶対に連絡はしない、何があっても無視をしてください!たったこれだけでいいんです!
フィルタリングソフトの導入
怪しいサイトへのアクセス自体をブロックするフィルタリングソフトの導入が効果的です。
フィルタリングソフトとは特定の条件に合うWEBサイトだけを閲覧可能とすることのできるソフトウェアのことです。
最近ではスマートフォンなどの携帯端末を子供達が日常的に利用する状況になっています。それに伴って未成年者がインターネット上で様々な犯罪に巻き込まれてしまう事件が急激に増えています、それらを守るために導入しています。
業務に無関係な作業を防止してくれるソフトのニーズが増加しており、従業員が仕事中に必要作業以外でPCを利用したりしています。
そして、不正に企業情報を収集したりすることを監視する意味でフィルタリング機能をもつソフトを導入するケースが増えているようです。
今では無料アプリからダウンロードできますので評価のいいものを選んでもいいですよね。
4、ランサムウェア詐欺
ランサムウェアというのはパソコン、スマホが操作できなくなってしまう事をいいます。
身代金要求型ウイルスとも呼ばれます。
ランサムとはransom(身代金)を意味しており、このマルウェアは被害者のコンピュータに対して悪意ある動作をし(またはそうすると脅迫し)、この制限を解除するために身代金を支払うことを要求する不正ソフトウェアです。
操作ができなくなりお金を払えば動かすことができますという案内がでます。非常にたちの悪い詐欺です。
ウィンドウズやセキュリティーソフトを毎回アップデートしていれば防げる可能性がありますが全く防げないのもあります。この場合はパソコン、スマホを初期化しなくてはなりません。
お金を払っても解除されるかわかりませんので絶対に相手にしないようにしてください。
対策
バックアップを定期的に取っておくようにしましょう。
メールのリンクや添付ファイルは安易に開かないようにしましょう。
定期的にOSのアップデートの情報を確認したりして脆弱性を修正するようにしましょう。
5、偽サイト詐欺
沢山あるなかのほんの一例を紹介します。
1)ウイルス検知詐欺
急に画面に表示されてきて、警告表示で精神的に動揺させる手口です。疑わず信用して更新をクリックしてしまい沢山の人が騙されています。ウイルス検知詐欺は要注意です。
対策
何だかよくわからない、×を押しても消えない場合はパソコン、スマートフォンの電源を切ってしまいましょう。
2)偽サイト詐欺
見破るのが結構大変で要注意です。お金を振り込んでも商品が届かない事もよくあります。
大手のショッピングサイトは比較的少ないが規模の小さいサイトで人気のショッピングサイトではよくあるので注意が必要です。今でいうとなりすまし詐欺です。
Amazon.co.jpが正式だが偽サイトはURLが微妙に違います。本当に注意が必要です。
ちなみに右が本物ですよ。
対策
1)サイトのURLに怪しい点がないかチェックする
URLの左端に「🔓鍵マーク」がついていなかったり、「https://~」で始まっていないサイトは通信が暗号化されていません。また、URLの終わりが「.top」「.xyz」「.bid」など見慣れないものの場合も注意が必要です。
2)決済方法をチェックする
代金の支払い方法として、銀行振込しか選択できず、クレジットカードや代引きなどの決済方法が選べない場合も気をつけなければなりません。
3)会社の概要、販売者の情報をチェックする
所在地や電話番号、他の利用者の評価などを自分でしっかりと確認することが重要です。
初めて利用するショップの場合は、会社の概要や販売元といった販売者情報を確認するように心がけましょう。外国人名義は注意が必要です。
4)店舗ロゴと販売商品をチェックする
一般的な販売価格よりも極端に安く販売されている場合はコピー商品か、詐欺的サイトである可能性があるため注意が必要です。
5)その他
日本語としておかしいと思ったらやめておきましょう。
振込名義が外国人名義だったら疑いましょう。
6、フィシング詐欺
最近よく送られてくる楽天市場のショッピングサイトを装うフィシング詐欺です。
メールも10日に一回くらいの周期で送られてくる内容です。
楽天市場から【重要なお知らせ】
残念ながら、お客様のアカウント
楽天会員個人情報を更新できませんでした。
これは、カードが期限切れになったか。請求先住所が変更されたなど、さまざまな理由で発生する可能性があります。
アカウント情報の一部が誤っている故に、お客様のアカウントを維持するため
楽天会員個人情報を確認する必要があります。アカウントを更新してください。
更新
なお、24時間以内にご更新しない場合、誠に勝手ながら、アカウントをロックされます。
どうぞよろしくお願いいたします。
お客様のセキュリティは弊社にとって非常に重要なものでございます。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
楽天株式会社
https://rakuten.co.jp
Copyright c Rakuten, Inc. All Rights Reserved.
私たちシニアでは偽サイトなんてわからないですよね。
実は以前Yahooショッピングサイトで同じような内容でフィシング詐欺と知らずアクセスしてカードデーダを取られた経験があります。しかも3回、33万×3回で約100万近くでしたがカード会社が寸前で止めて頂き、被害にあわずに済みました。
最近は銀行のフィシング詐欺が多いようですので注意しましょう。
対策
メールでパスワードとかID、カード情報とかを聞いてくることは100%ありません。もし個人情報に関するメールが来たらそれは詐欺メールですので注意してください。
「怪しい日本語」だったときはフィッシング詐欺を疑うべきです。
本物の企業・団体がアカウント情報変更や商品購入の内容確認メールを送信する際は、あなたの氏名やID(商品購入確認ならば住所・商品情報なども)をメッセージ内に記載しているはずです。
メッセージに記載されている個人情報があまりにも少ない場合も、フィッシング詐欺の可能性があります。注意してください。
アドレスバーに🔓鍵マークとhttpsとなっていか確認してください。
慌てて操作はNGです! まずは冷静に内容をチェックしましょう。
「ショッキングな内容のメッセージに動揺して、慌ててスマートフォンを操作しないこと」が大前提となります。まずは冷静になることが、フィッシング詐欺を退ける第一歩です。
7、オークション詐欺
オークションと言ったらYahooオークションやメルカリなどいろいろありますね。気軽に参加できて掘り出し物を見つけたときはテンション上がってしまします。
商品が送られて来なかったり、商品が写真と違っていたり問題は沢山あります。
骨董品など何十万もだして落札したのに偽物だったり、逆に数万円で落札したら本物で何十倍にもなったりしてます。
しかし信じられない程の数でオークション詐欺のトラブルに巻き込まれているそうです。
対策
商品が送られて来ないなら詐欺です。
オークション詐欺は見分け方が非常に難しいです。騙されたら諦めるしかないくらいなのです。
失敗しない為には評価を確認したり、分からない事は質問をしたりして情報を得ましょう。
記載されている商品説明欄は良く確認してください。書いてあれば詐欺ではなく自分のミスになりますよ。
3Nが常識です。(ノークレーム、ノーリターン、ノーキャンセルの意味)マナーの悪い人が沢山いる事は事実です。評価欄は確認しましょう。
また、評価の悪い人の入札や出品者は入札取り消しや入札しないようにしましょう。
近年のワンクリック詐欺の動向
ゼロクリック詐欺
ゼロクリック詐欺は、特定のサイトにアクセスするだけで、請求画面が表示されてしまうという新たな詐欺です。
また、ゼロクリック詐欺はバナー広告などに潜んでいることもあります。誤ってクリックすることでいつの間にか高額請求されているということにもなりかねないので厄介な詐欺です。
ワンクリックソフトウェア
請求を促す表示を繰り返し画面上に表示するソフトウェアです。
Webブラウザーを閉じたり、パソコン、スマホを再起動したりしても、請求画面が繰り返し表示されパニックになりやすいです。
執拗に画面上に高額請求が表示されるため、精神的に追い詰められやすいです。これはワンクリック詐欺対策ソフトを取り入れる方法で解決します。フリーソフトがあります。
システムの復元やリカバリー(パソコンの初期化)という最終手段もあります。
それでもだめなら手動で削除するかプロに依頼するしかありません。
位置情報やIPアドレス情報の詐取
個人を特定することができるとユーザーに思い込ませるために、ユーザーのIPアドレスや位置情報を画面に表示して信じ込ませるための手口です。
後ろめたさがある心理下で、ユーザーは個人の特定を恐れがちです。そのため、こうした情報が表示されることで、混乱に陥り詐欺をしやすくするためです。
IPアドレスだけで個人情報が特定されることは有りません。
ワンクリック詐欺から身を守る二つの法律
電子消費者契約法
ネットショッピングを通じたトラブルが多発していることの背景から消費者の救済措置を定めた法律です。
電子商取引における消費者の操作ミスの救済と契約の成立時期を明確化するための法律で操作ミスによる契約は、無効を主張することができるということです。
例えば「ワンクリック詐欺」など、利用者が意図していない、または同意していない一方的な契約から利用者が守られることになります。
注意:ユーザーに分かりやすい形式でサービス内容や料金が表示されている場合は、契約の無効化ができない可能性がありますのでご注意ください。
また表示があからさまに小さくて見逃しやすかったり、見にくかったりすると、契約の無効化を主張できます。
万が一詐欺等の被害に遭った時は日本各地にある消費生活相談窓口を案内してくれる「消費者ホットライン(電話番号:188)」に電話をかけてみることをおすすめします。
特定商取引法
事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です
具体的には、訪問販売や通信販売等の消費者トラブルを生じやすい取引類型を対象に、事業者が守るべきルールと、クーリング・オフ等の消費者を守るルール等を定めています。
この法律では、ボタンやURLのクリックが有料契約になることを適切に明示することや、その契約自体の確認や訂正ができるようにすることを求めています。
例えば、「動画を見る」と記載されたボタンを押すだけでは、契約成立にはならない。ましてや、ゼロクリック詐欺のような行為は契約として成立しようがないというわけです。
まとめ
1)突然料金の請求画面?契約は成立していない!
ワンクリック詐欺では、ウェブサイトで「18歳以上」などと書かれたリンクボタンをクリックしたり、動画の再生ボタンをクリックしたりすると、突然料金の請求画面が現れます。
「会員登録完了。以下の金額を振り込んでください。」などと書かれた請求画面が出てくると、いかにもサービスの利用契約が結ばれたかのようにみえますが、そもそもこの時点では何の契約も成立していません。
ワンクリック詐欺はなぜ無視していい
契約が成立するためには、契約を申し込む側の意思表示が必要です。
契約を承諾する側の意思表示があって両者の意思表示の合致で成立するのです。
一方的の「ワンクリック詐欺」など、利用者が意図していない、または同意していない一方的な契約から利用者が守られているから無視していいんですよ。
2)違法なやり方での契約!
ワンクリック詐欺サイトの場合、請求画面に飛ぶ前の画面に、有料サービスであることが表示されていない、または極端にわかりにくく表示されているケースがほとんどです
錯誤により無効だと主張できます。また詐欺による契約無効を主張することも可能です。
有料であるにもかかわらず、料金などが分かりやすく表示されていないウェブサイトは、最初から相手をだますつもりで作ったと考えられます。
だまされて契約を結んだ場合は詐欺による契約ということになりますので、詐欺による契約無効を主張することも可能です。
3)申し込み前に有料であることの確認をしていない!
「購入する」「会員登録する」などと書かれたボタンをクリックする前に、そのボタンをクリックすることが有料の契約申込になることをきちんと表示していない場合、契約は無効となります。
4)契約を取り消すかどうかの確認画面がない!
インターネット上で消費者に有料の商品やサービスを販売する際には、申込内容を表示して、契約するのかどうかの最終確認する画面を表示しなければならないと定められています。
これは電子消費者契約法という法律によるもので、このルールに従わずに結ばれた契約も無効となります。
よくある質問で「支払いがない場合、延滞料金○○円を取る」と表示されているけど大丈夫ですか?大丈夫です無視してください。
また、子どもが有料サイトの申込ボタンをクリックしてしまった!払う必要があるんですか?大丈夫です無視してください!未成年者による契約申込は、後から取り消すことができます。
訪問販売等、業者と消費者の間における紛争が生じやすい取引について、勧誘行為の規制等、紛争を回避するための規制及びクーリング・オフ制度等の紛争解決手続を設けることによって、取引の公正性と消費者被害の防止を図るのが日本の法律です。
ネット詐欺に遭遇したら落ち着いて対応してください。慌ててお金を振り込んだりしないよう正しい知識でネット社会に溶け込んでネットを便利に使いこなしましょう。